Bitcoinの財布を手に入れよう
Bitcoinをまず活用するには、まず必要なものとしてBitcoinのウォレットが必要になります。
要するに財布です。銀行口座とも言えます。
Bitcoinのウォレットには複数種類があります。おおまかに4種類ほどあります。
- 完全検証ウォレット
- SPV(簡易検証)ウォレット
- サーバー接続型(Web)ウォレット
- ペーパーウォレット(コールドウォレット)
の4種類となります。
完全検証ウォレットとは
Bitcoinの全ての取引履歴を持ち完全な検証を行えます。ただし十数GB程度のディスク容量を消費し、初期化にとても時間がかかります。全ての取引履歴を持っており開発者向けと言えます。一般のユーザーは後述するSPVウォレットなどが適しています。
以下のBitcoin公式のクライアントがそれにあたります。
SPV(簡易検証)ウォレットとは
Bitcoinの取引ヘッダのみを見て検証を行っています。これにより数十MB程度のディスク消費で済みます。細かい取引情報などを参照することは出来ませんが、一般的なユーザーはこちらのウォレットで十分となります。
以下のウォレットがそれにあたります。
MultiBit HD • Desktop Bitcoin wallet
Bither - a simple and secure Bitcoin wallet!
サーバー接続型(Web)ウォレット
サーバー側に完全検証ウォレットなどがあり、一般的なWebサービスのように登録しログインする形で利用することができます。
一番気軽ですが、サービス提供者が持ち逃げするリスクも高く、高額のBitcoinのやり取りには向いていません。ログインすればどこからでもすぐに使えるので少額のBitcoinを入れておく使い方をした方が良いかと思います。
以下の様なサービスがあります。
Bitcoin Block Explorer - Blockchain.info
ペーパーウォレット(コールドウォレット)
Bitcoinを完全に他者からのアクセスを完全に不能にする方法は、Bitcoinのクライアントをインターネットに接続した状況で使わなくてはならないと言う点から難しいです。
それを回避する方法としてこの、ペーパーウォレット(コールドウォレット)があります。
振り込みのアドレスを作り、そのアドレスを引き出す為の鍵を紙に印刷し、PC上から破棄します。
振り込みは可能で、引き出しは不可能なアドレスという状態になります。引き出す際に紙からPCに読み出し使うということになります。
以下のサイトで作ることが可能です。
Bitcoin Paper Wallet Generator: Print Offline Tamper-Resistant Addresses
一般ユーザーはSPVウォレットとWebウォレットの組み合わせで十分かと思います。
また、ウォレットを動かすPCのセキュリティはしっかりとするようにしてください。
Webウォレットに関しては持ち逃げのリスクをしっかりと考えて運用して下さい。
高額のBitcoinを扱う場合はペーパーウォレットを作りそこへ振り込み、金庫にしまうのが最も安全かと思います。